ルカナンは守備力を下げる呪文
こんにちは、P沢です。
今日は入社して初めて同期という人に会いました。
特殊な仕事とはいえ、こうも人と関わりがないと不安になりますよね。。。
大柄のビックマックが似合いそうな男性でした。
例えるなら優しい怪物って感じで、ぶっちゃけた話、あまり仕事はできなさそうな人でした。
相手の素性が知りたかったのですが、年齢を聞いたら相手にも自分にもダメージがでかそうなのでやめました。
老け顔なのか、老けてるのか、人間見た目じゃなにも分からないです。
自分もよく見た目で外国人っぽいと言われがち(イケメンとは言ってない)なのですが、そんな時は「北千住と横浜のハーフだよ」と言うとちょっとウケます。
今日は小学生の女の子を相手する機会があったのですが、見た目が完全に浅野いにお感出てました。前髪が不器用なほど不揃いなパッツンで、前歯が抜けてて、そばかすが可愛いらしいおてんば娘って感じです。
初対面の僕を見るたび「外人!外人だ!」っ叫ぶ始末で、もはや「日本人だわ!」って何の面白みのない返答をしてました。
でも偉いもので、僕より一回りも幼い、身長で言えば半分くらいの女の子が、ここまでひとりで来て、さっきもご飯をひとりで準備して食べてきたとのこと。いやあ感心感心。
最近の小学生は子供ケータイとか、早い子はスマホとかもってるんですよね。
「さっきも遠くの弟と電話してきたー。」
『なに、家こっから遠いん?』
「すぐそこ」
『なんやねん』
かなり神聖かまってちゃんな感じがロケンロールでしたが、たまにはこういう手のかかる子も良いかなって思いました。
小学生の子を相手にするのは、会話のキャッチボールはキャノンボールになるし、まさしく子守りって感じで少し骨は折れますが、時々出るとっぴな発言には楽しさを覚えます。まあ不意打ちされることの方が多いですが。
『春休みはお母さんたちとどっか遊びに行った?』
「お母さんは離婚しちゃって会ってない」
会心の一撃でした。僕のはぐれメンタルに見事なルカナンをくらいました。
お父さんに切ってもらった不恰好な前髪も、独りで食べてたご飯も、遠くの弟との電話も、勝手に寂しい想像をしてしまいました。大人の悪い癖ですね。
結局その子とは楽しくおしゃべりをして、打ち解けることができました。
最後も、僕のものを隠したりしてなかなか帰ってくれなかったのですが、それも寂しいからなのかなとか思ったりしました。
余計なお世話だし、そういう家庭は今のご時世珍しくないっちゃそうなんですが、今後彼女がどういった成長曲線を描くのか、心配で仕方ありません。
いつだって、大人の事情に付き合わされるのは子供ですが、そんな子供と向き合うのはまた別の大人ってことも覚えておいて欲しいです。
僕の仕事はある種、人の人生に関わる瞬間がたくさんあるため、こういったこともこれから沢山あるんだろうな、と心に止めておきたいと思います。まあ実際のところよくあることなので。
結局のところ、経験値をもらったのは僕の方だったのかも知れません。
おやすみ、プンプン。