オススメのアニメ『花も血濡れば散りぬるを』
どうもP沢です。
ブログ生活第6回にしてついに書くことがなくなりました。
何事も3日坊主だった僕としては上出来だと自負しております。
とは言えもう成人した人間と1週間以上は口をきいていなく、名前のない病気にかかってしまいそうです。
最近また虫歯が悪化して、大好きなファミチキも食べられなくストレスが溜まる一方なので、アニメでも紹介していきたいと思います。
今日僕がお勧めするアニメは、「花も血濡れば散りぬるを」です。以下、あらすじ
舞台は明治維新の真っ只中、時代のうねりに飲み込まれた一人の侍、九条十五郎(くじょう とうごろう)。
洋風な建築物の中、不釣り合いな桜の木とこれまた時代錯誤な袴に身を包んだ十五郎。
「夜にも蝶は飛ぶのだな。」
闇夜の街道に、几帳面に並んだガス灯にぱちりぱちりと蛾が弾かれる。
その下には暗闇でも分かる鮮やかな紅をした女、梅代。
二人は、そこにはまるで巨大な質量があるかのように、互いが互いを引き寄せあった。
しかし、時代はそんな二人に牙を剥く。
末端ではあったが新政府軍側の娘であった梅代と士族の生き残りであった十五郎。二人の間には緩やかではあったが、確かな溝が生まれつつあった。
西南戦争。 血の鉄と火薬の匂いに巻かれ十五郎は一人の男を切る。梅代の実の兄であった。そして残酷にもその事実を梅代は知ってしまう。
季節は移ろい、春になる。
再会を果たした梅代と十五郎。梅代の小刻みに震える白い手には懐剣が握られている。そしてそれを知っていたかのように自ら梅代に飛び込む十五郎。冷たく突き刺さる刃物は男、ではなく女の腹をザクロに染めた。瞬間、梅代は握っていた懐剣を自らの方へ握り直したのだ。
梅代のために生き抜いた男は、あろう事か、生き抜いたが故に梅代を殺してしまったのであった。
そこには全てを失った男の背中と、あの日と同じ桜の花が咲いていた。
全15話からなるこのアニメは、高校時代にロボットアニメしか見ていなかった僕に衝撃を与えた幕末ラブストーリーです。アニメーションに使われた絵の具は、日本の伝統色のみしか使われていなかったり、たった30秒のワンシーンに1440コマも使う気合の入れよう。僕が万人にオススメできる唯一の作品です。監督は山田尚子、制作は京都アニメーション。調べても出てきません。そんなアニメはないので。
お わ り